空に虹が架かる時、私は君たちを思い出さずにはいられない

毎週水曜日のジャニーズWEST公式連載なにわぶ誌がいつの間にかメンバー持ち回り式になってた。

わたくしごと。(ジャニオタと冷め期)

「ご報告」するほどでも「お知らせ」というほどでもないのだが、自分の頭の中を整理する意味で記事を書こうと思い、「わたくしごと」というタイトルに落ち着いたこの記事だが、『結婚します💍』とか『担降りします』とかそういう大層な内容では無い。

 
約1年前は「担降りなんてありえない!!こんなに可愛くてカッコよくて魅力に溢れた素敵男子から離れるなんて頭がおかしい!!!!」と、逆に私の方が頭がおかしくなったと思われるであろう熱量で自担を見つめていた。
しかし今はフラフラ〜っと自担と財布を行き来して、現実からの私への猛アプローチはジャニーズ事務所の追随を許さない。あゝしんどい。
結論だけを言うのであれば、これはいわゆる冷め期なのだと思う。
 
『私ってまだジャニーズWESTのことすっごくすっごく好きだよね?』と自分に問いかけて、好きの余韻に浸ってるだけじゃないのか?いやもちろんジャニーズWESTは好きだ。自分自身と同じくらい好きだ。そのはずだった。数ヶ月前から出演情報を追うのが億劫になって、でもラジオは所々だけれど聴いていたり、なーんかわかんねーなーと仕事中思う。仕事しろ自分。
『私は自担が好きだから追わなきゃ!全力で邁進しなきゃ!』という義務感と戦い続けるジャニオタって凄い。悩んでいる間に、やっと客観的にジャニオタというものを見た気がする。私ってこんな風に狭い中で必死で身動きしてたんだなあと思う。ジャニーズの四面楚歌に遭っていた時は「ここは海!広い!」と頭の中で人魚の如く泳ぎ回っていたイメージで、まるでVRマシンを装着している状態であった。分かりづらい例えかもしれないが、私にとって盲目のジャニオタは夢を見ているのとはまた違って、ゲームをプレイした内容と時間はデータとして残るように、仮想の中に残存する時間経過のリアルとチケットの半券等が目覚めた自分を殺しにかかる。現場でファイトしていたのがいつの間にか自分自身とファイトしなくてはならない。全員が全員そうという訳では無いだろうが、少なくとも私はそうだ。好きな人に会うためにお金の計算をして交通網を調べ上げて、その後は空き時間の有効な使い方を考える。そんな事がストレスになってきた。好きな人に会うまでの道のりにストレスが多すぎてなにもかも投げ出したくなった、それが今なのだと思う。
多趣味の私は、ファッションが二昔前の流行りが現在の流行りになるのと一緒で、マイブームが収束した半年後にまた好きになる傾向がある。周期はバラバラなのだが、その傾向から言って決してジャニーズオタクを辞めたわけではなく、好きが下火になっただけの冷め期なのであるという結論を自分で出した。
 
Twitterは少し更新するだろうし現場だって行くと思うが、心に余裕が出来てまた一年前のように楽しめるようになったら良いなと思う。
 
最後に、頑張れ現役ジャニオタ。

待つことさえ叶わない者達は。(SMAP解散)

私の趣味の範囲内ではあるが、なんだか最近驚くことが多いと感じる。近々で一つ挙げるならば、応援していた声優・神谷浩史の結婚(既婚子持ち)報道に驚き打ちのめされ、神谷の所属しているKiramuneのファンクラブに入会したことを一瞬後悔した。これにも様々な思いがあるのだが、なんとか自分を納得させて『さあ全趣味かかってこい!充実してやる!!』と進撃の巨人のエレン・イェーガー並の気迫溢れる決意をして前を向いた直後、ジャニーズ事務所からのSMAP解散発表が私を再び打ちのめした。

ジャニーズwebのSMAPのページを開いてみると、心の中で期待していた嘘ではないかという思いは無残に崩れさり、私はただ泣くことしか出来なかった。私のような若輩者はジャニーズグループが解散していた時期はテレビの中でしか知らないし、自担だって平成生まれが半分以上の若手グループ。だからどのグループも今後の活動のビジョンの中に解散という選択肢が見え隠れしながらも、実際は解散なんてしないだろうと思っていた。特にSMAPはジャニーズにとって新しい仕事を多く開拓し、また今年1月の報道のように解散が危ぶまれるかもしれないが、実際に解散はすることは無いだろうと踏んでいた。ジャニー社長やSMAPのファンクラブの会報誌でも『解散しない』と言っていたし、その言葉を信じていたからだ。

だがそれから数ヶ月経った今、SMAPは解散するという事実が世間に投げられた。

活動休止ではなく解散。重い。重すぎる。SMAPSMAPでなくなるとは一体どういうことなのか。理解したのに想像が出来ないのは実感が無いからか、それともただ単に自分の想像力が無いだけなのか。

事務所が提示した活動休止の案を飲まずに解散という道を選んだ背景には、ジャニーズ事務所内の派閥問題が影響していると思う。ここでは派閥問題について深くは触れないが、やたらに事務所を叩く人のことは純粋に 湧き出した感情をどこにぶつけたらいいか分からない ように見えた。確かにSMAPは派閥問題の一番の被害者であるが、デビューした彼らの25年間をバックアップしてくれたのもまた事務所だ。タレントもファンもやり切れないに違いない。

私としては一度グループ活動を休業して、再び集まった時にそれでも無理なようなら解散の決断をくだすのが良かった。解散に対しての心の準備が出来るということと納得の度合いを考えれば、今よりも数段良いと思う。それに私がファンなら休業だろうとなんだろうと待たせて欲しいと思う。『ファンなんて待たせておけばいい。あなた達はそういう場所に立っているのだから』と、そう思う。ファンはCDの発売を待って、コンサートの開催を待って、他にもグループでしか出来ないことやグループだからこそ輝くことを色々待ってきたに違いない。私自身待つことは嫌いだが、実はどのジャンルのオタク活動においても待つということは希望に満ちていたのだと今回のSMAP解散発表でしみじみと感じる。

突然解散なんて残酷だ。来年にはもう待つことさえ出来ないのだから。

 

 

 

現在Twitterにて『#SMAPありがとう』というハッシュタグでたくさんの方がSMAPへの感謝の言葉を綴っています。まだの方はぜひ書いてみてはいかがでしょうか。

オール担のかくかくしかじか。

オール担については各所で様々な意見が飛び交い、時には議論も交わされている。この記事を書く前提として、私は絶賛橙にデレ期な虹色ジャス民で、れっきとしたオール担である。

 

まずオール担とはどういう意味なのか改めて説明すると、「グループのメンバー全員のことが大好きだよ(応援しているよ)!」という意味で使われる。外野から見れば十中八九、全員好きって良いことじゃないの?と思われるかもしれないが、全員好きって良いことだよね!いぇーい!といかないのがオタクの難しいところだ。

 

ジャニオタ用語にDDという言葉がある。これは「誰でも大好き」の略で、DDは他グループにも好きな人がいたり、あるいは事務所担だったりするわけだが、大抵DD嫌いの人はオール担拒否の確率が高い。自担は1人だけがモットーらしい。私としてはDD=博愛主義精神で、事務所にたくさんお金を落としているからいいじゃないかと思うのだが、なぜか自担のこと本気で好きじゃないとか言われる。格好良い人がいたら魅了されるのは当然ではないのか?そして私しか知らない私の自担への熱量を勝手に推測するな!と憤慨してしまう。ただ拒否する人全員に憤慨するわけではなく、フォローしてきた上でオール担やDDをディスる発言をする輩に腹が立つのだ。誰しも自分と同じ基準で応援していると思わないで欲しい。そしてなにより人に意見を押し付けるのは、彼女達のためにもならないだろう。

 

しかしオール担発言でややこしい問題は他にもある。冒頭で私が言った『橙にデレ期な虹色ジャス民』。百歩譲ってデレデレしてる期間なのはいいのかもしれないが、『〇(色)よりの虹色ジャス民』だとか『〇(色)濃いめの虹色ジャス民』という発言に疑問を持っている人が少なからずいるようだ。以前疑問を持っている人の記事を読んだ時、「自担以外のメンバーのことを好きなのは前提として、そのグループの中の〇〇くんが一番好きってことでしょう。わざわざ〇〇くんが一番好きだけど他のメンバーも好きだよ!っていう必要が無い。」という考えになるほどと思った。確かにジャニオタはシンメトリーやグループ内の組み合わせなど、他メンバーありきの自担が好きな人は多い。実に的を射ている記事だった。

これを踏まえたうえでなぜ自分は虹色発言をしているのか考えた結果、私は全員が好きだとどうにかして叫びたいからだった。WESTが7人で何かしているのが好きだ、7人じゃなきゃ意味が無い!と日常的に分かってもらいたい気持ちが虹色発言に繋がったのかもしれない。そしてなによりラジオで「虹色ジャス民です」と書かれたメールを読んだ時、メンバーが喜んでくれた声が耳から離れないからだろう。

 

『たとえば、僕を"7"好きでいてくれるより、7人を"1"ずつ好きでいてくれる方が嬉しいです。グループとして愛される方がうれしいじゃないですか。みんな好きって言ってくれるほうが。僕が好きなメンバーを、みんなも好きになってくれたら、そんなに幸せなことないなって。』/ Myojo1万字インタビュー・小瀧望 

やっぱり私は虹色発言はやめられないみたいだ。

 

ジャニーズWESTデビュー2周年

昨日、2016年4月23日でジャニーズWESTがデビューして2年が経った。2周年だからと言って何か言うことも無いが、よく記念日を忘れる私にとって覚えているこの記念日は特別なものだ。

いつも幸せを受け取っているだけの私が「いつもありがとう。大好きです。」と精一杯の思いの丈を届けられる、1年の中で数少ない日だと思っている。
今年行われたツアー・ラッキィィィィィィィ7のオーラスの最後の照史くんの挨拶。
「ファンのみんなからいつも『ありがとう』って言われるけど、俺らの方がありがとうやし…」
というようなことを言っていた。(この挨拶のレポが見つからなくて本当に言ったのか不安しない)
照史くんの挨拶の常套句と言っても過言ではない言葉に、不意に泣きそうになった。いや、泣いてしまった。それはこのツアーの最後の照史くんの締め挨拶だからだったのかもしれないし、こんなことを言う彼に「ありがとう」をもっともっと届けたいと思ったからかもしれない。私はジャニーズWESTからたくさんの想いを貰って、たくさんの経験をさせてもらった。今も更新し続ける愛おしい感情は、きっと誰も干渉することは出来ない最高で最強の感情なのだ。

WESTのおかげで地理や交通機関にある程度強くなったし、一緒に楽しめる友達だってできた。その他にも色々なことが出来るようになって、純粋に彼らは私の世界を広くしてくれたんだと思った。このまま宗教があったら入りそうな勢いではあるが、私の世界を“変える”のではなく“広く”してくれた。朝起きて学校や会社に行きたくない時、終わったコンサートの事を糧に今日も1日頑張ろう!と思えるのであれば“変えた”ことになるだろうが、ほとんどの人がそう思えないのが事実だ。だが彼らは宿題してないけどまあ学校行って怒られたらいいかとか、上司腹立つけど明日は笑顔で接してやろうとかそういう風にみんなの気持ちが軽くなってくれれば良いと言う。その言葉に、低血圧の私は毎朝背中を押してもらっている。


デビュー2周年。
これから私はジャニーズWESTに今よりも高くて大きくて、そして史上最高に綺麗な景色を見せてあげたい。ファンのこういう思いを知ってか知らずか、彼らは「もっと綺麗な景色を一緒に見てください」とか言って私を泣かせる。どこまでも私たちを一緒に連れて行ってくれるんだなあと思う。
まだまだ背中を押せていない、そんな自分の不甲斐なさを感じながら、今日からも一人前のファンになれるように一人前のアイドルになろうとしているジャニーズWESTを応援する。

3年目も全力で突っ走っていきましょう。

永瀬廉と平野紫耀(なにきん・キンプリ問題)

(1月時点での記事内容になります)
 

去年の夏頃から加熱した なにきん(なにわ皇子・Kin Kan) と キンプリ(Mr.King VS Mr.Prince) 問題であるが、収束しつつあるこのタイミングであえてこの問題について考えてみた。

 
関西担の私はどうにも永瀬廉平野紫耀を贔屓してしまう傾向にあると思われるので、そこを許容してこの記事を見て欲しい。
 
 
私はなにきんとキンプリのどちらが良いなどと決めつけるのは良くないと思っていて、きっと紫耀廉もその白黒をつけるのは望んでいない。関西は関西の良さがあるし、東京には東京の良さがある。
ファンが「関西に戻って欲しい」と言うのは勝手だが、私は戻るということは『干される』という解釈と等しいと考える。余談だが小瀧望がラジオでボソッと呟いた「(紫耀廉に関西に)戻ってきて欲しいなあ」という言葉はとても無責任で、同じユニットだったメンバーの不安とか覚悟とかそういう事を考えた結果がそれか、と思ってしまった。
今までは関西Jr.の前線で活躍してきたジャニーズWESTがデビューして、関西Jr.の新しい顔(トップ)として2人は約1年間活動した。その時点でも2人ともエリートと言われる道を走り、今だって活動の幅を全国に広げてエリート街道を突き進んでいる。つまり関西のトップから更にステージアップして事務所からゴリ推しされているのだ。舞台『JOHNNY'S WORLD』(′15~′16)もKingの推され感が強すぎて、一部では Kingのための舞台 なんて言われている。
紫耀廉の2人が関西に戻ると干されるという解釈になるのは、関西Jr.が東京Jr.に劣っているとかそういう話では無く、関西ジャニーズの活動の幅に限界があるという話だ。元々メディアへの露出が少ないというのがあるが、主な活動拠点である大阪の位置が西日本のファンの多さと東日本のファンの少なさに関係している。おかげで『関西』というだけで活動が制限されたり、高いバラエティ力を要求される。そこに戻って今と同じくらいの仕事が貰えるかと言えば、答えはNOであろう。特に今はギャン末(funky8)や14年組など前に出されはじめたJr.が多い。もっと言えば、紫耀廉を東京に進出させて停滞させていたギャン末やちびジュを前に出せたのに、今2人を関西に戻して前に出したJr.を一気に大勢後ろに下げるという勝負を果たしてジャニーズ事務所がするのだろうか。そんなことをしたらお兄ちゃん組は辞める人が続出してもおかしくない。WESTが抜けて薄くなった層がもっとペラペラになってしまう。
舞台『少年たち 世界の夢が・・・戦争を知らない子どもたち』(′15)の公演前に西畑大吾がブログで「この夏は関西の正念場」と綴っていた。その意味をなにきん担は理解しただろうし、他の関西担だってこの言葉を噛み締めた。大ちゃんや他の関西Jr.の半端では無い覚悟が想像出来たし、私を含む関西担はその覚悟を雑誌などの媒体を通してでも見届けなければならないと感じた。
話が逸れたが紫耀廉が関西Jr.に戻るというのは実際問題厳しい。現在東京で生活している廉が関西Jr.のみの活動というのも難しいし、その点を考慮した事務所が廉以上に推していると言っても過言では無い平野をこれを好機と一緒に東京に進出させてきた。こういう形で進出させて前線に置くということは、これまで推されてきた東京Jr.をも凌ぐ扱いであり、事務所としてもゴリ推しをする気満々なのである。
ただ干されるというので一番最悪なパターンは、平野は名古屋Jr.なので関西に戻れるとしても、廉は東京在住という理由で東京Jr.の中で干されるパターンだ。それはなにきんとキンプリのファン、どちらも望んでいない対応ということは間違いない。これを考えると、なにきん・キンプリ問題で揉めている場合ではないのかもしれないという気がしてくる。
 
 
テレビ朝日六本木ヒルズ夏祭り「SUMMER STATION」で発表されたユニットMr.King VS Mr.Princeに焦点を当ててみると、期間限定と言いながら継続発表したにも関わらず、現在の活動はKingとPrinceに分かれている。というか分けられているという方が正しいのかもしれない。Kingの推され方とPrinceの干され方は顕著であり、こんな場所にまで派閥争いというものが絡んでいるのかと正直呆れた。キンプリ結成時のデビュー騒ぎは何処へやら。テレ朝の特番(個人的にはジャニーズメドレー以外とてもつまらなかった)に果たして何の意味があったのか。
PrinceもKingと同じように少年倶楽部でのソロがあるが、Kingに比べるとやはり圧倒的にメディアへの露出が少なく感じる。元々神宮寺と岩橋は好きではないのだが(嫌いということでもない)、だからといって飯島のお気に入りという理由でPrinceが干されてKingのみが推されることは受け入れがたい。でも現にジャニワは出演していないし、「もう1人加入させるなら?」と岩橋(神宮寺も?)から名前が挙がった岸くんは派閥はあまり関係無かったらしい人選だったので、『黒崎くんの言いなりになんてならない』の撮影やらで露出が少なかった言い訳が出来る。岸くんは端で踊っていた時代から、運も味方して順調に前線あたりを舞ってるというラッキーボーイだ。
しかしながらじぐいわは一度あからさまに干される必要があると思う。東京Jr.として紫耀廉に引けを取らないエリート街道を歩いてきた為か、トークの面ではとても消極的。滝channelにアップされたキンプリとしてのクリエ開演前のバクステトークの動画では、紫耀と廉しか喋っていなかった。編集があったとはいえ、話そうという気持ちが見えないじぐいわに『コイツらやる気あんのか、仕事しろ』と苛立ちを覚えた。それは私がトークと笑いを重視してしまう関西担だからなのかもしれないが、どうにも思いを抑えられなかった。勿論アイドルは歌や踊りなど、己を魅せるパフォーマンスが出来ていればそれで良いというファンがいるのも知っている。だが今やアイドルはステージ上のパフォーマンスだけでなく、バラエティー番組やドラマ・映画、もっと言えばキャスターや作家など様々な方面で活躍している。ほとんどのJr.がジャニーズという大きな組織の中でどうすれば生き残れるのか、続く街道が途切れて奈落に落ちた時にどう這い上がるのか、否が応でも考えなければならないだろう。気象予報士の試験に合格した阿部亮平岸本慎太郎も、臨んだ理由はそれぞれであろうが多くのメディアに取り上げられて、結果的に他のJr.には無い武器を手に入れた。ダンスも歌も特別上手い訳では無いPrinceには何があって、どうしてJr.の中で上位の人気を獲得しているのか、私はずっと考えている。
 
以前雑誌のインタビューで平野が関西のことは引きずっていないというようなことを言って軽く物議を醸したが、タレントは目まぐるしく動く世界で前を見据えて進まなければならなくて、止まっているのは私たちファンだけなのかしれない。私たちの見えない所で怒られたり、鏡に向かって練習したり、泣いたり笑ったり、その上でステージに立っている彼らの道程に誰が意見できよう。紫耀廉が東京に進出したのをきっかけに担降りしたファンがいたであろうが、進む彼らの背中を押せるファンが残ったり、新しく増えたりしていることにWEST担の私は軽率に感動している。ここまで来たことは間違いではないと、そう言っているような気がする。
なにきんとキンプリ、どちらが良いということではなく、その時その時の彼らが良いのであって、比べてしまうのは浅はかで苦しさしか生まないのかもしれない。

『いなくなる』って。

下書きに放置したままだったこの記事であるが、どうにも最近また『辞める』とか『退所』ということについて考えることが多くなった。いや、以前より突然表舞台からいなくなってしまうJr.なんてざらにいたのだが、数週間前に生放送されたベストアーティスト2015(以下べスア)のKAT-TUN田口淳之介のグループ脱退、事務所退所の発表にはこれまでにないくらい衝撃を受け、気持ちの整理も追いつかないまま泣いてしまったことが、更に考えさせられる要因となった。

『退所』という事実に関して、Jr.はじわじわと知れ渡る(というかファンが察する)ことが多いが、今回はデビュー組で尚且不祥事以外での脱退という珍しいケースである。ただどうなんだろう?べスアでの発表は最善であったのだろうか?正直私はその後の放送は気持ちが重くて涙は止まらないし、自担であるジャニーズWESTの「All my love」はほとんど記憶に無い。Twitterでは、櫻井翔がKATーTUNが後悔しないように(?)「責任は俺が取るから!」と裏で強く言って、今回のベスアでの発表になったという話も見かけた。その話の真偽はどうであれ、私はその後の放送は極めて楽しめなかった。そしてハイフン(KAT-TUNのファンのこと)と田口担の方の反応を見ることと、いつか担当グループから誰か脱退するのではないかと想像することが怖くて怖くてたまらなくなった。

私がそんな怖さに震えている中、ジャニーズ事務所の公式ホームページで事務所とKAT-TUN一人一人のコメントが掲載された。このコメントには読み手それぞれに思う所があると思うが、私は事務所のコメントに「最悪解散も有りうるぞ」という深読みをせずにはいられなかった。僅かでもある可能性を安易に否定出来ないのは分かるが、これではファンの不安を煽る一因となるのではないかと思った。一番重要であるメンバーのコメントに関しては、説明不十分な気がした。いや十分と言えば十分であるが、なにか物足りなさを感じてしまのは、きっと脱退・退所の具体的な説明がないからなのだと気付いた。田口以外のメンバーは、理由を自分達が口にするのは筋違いだと思った上でのコメントであろう。だが当事者である田口本人は説明する義務、といえば語弊があるが、説明する責任は確かに存在すると外野である私は思う。いや、外野だから思うのかもしれない。私から見たKATーTUNは、メンバー2人の脱退で4人になった彼らの背中を、ファンが「後ろには倒させない。もし倒れることがあったとしても前に。」と、前進して次に繋げられるように後ろを守っているイメージである。デビュー当時は「俺達についてこいよ」全開の彼らに黄色い歓声を上げながら後ろをついていっていたファンが、わずか数年でファンもメンバーの一員という意味から呼ばれるようになったKATーTUNファンを意味するハイフンという呼称に相応しくなったと感じる。そんなファンに対して田口はどういうつもりなのだろう、という怒りさえ湧いてくる。

一方、突然の発表によるファンの戸惑いと説明不足の不満を感じた亀梨は、ファミリークラブにプライベートで現れ、訪れていたファンひとりひとりと握手して言葉を交わしたらしい。そこで、来年にKATーTUNのツアーがあるから来て欲しい、とか、これからも応援してね、と3人体制のKATーTUNに対して前向きな発言をしたという。田口がいなくなることは変わりないからせめて自分が出来ることを、という行動だったのだろう。亀梨の公式コメントやマスコミへのコメントには、「なぜ今なんだろう」「悔しい」という言葉があった。私は亀梨から出たこの言葉に強く共感した。

田口の退所理由は様々な噂が立っているが、真実は本人やその周りの近い人しか分からない。しかしながら当の本人は話す気は無いようで、たまに出る彼のドライな部分をあからさまに感じる。それでも田口担を筆頭とするハイフンは今まで彼にかけた時間とお金を否定することはしないだろうし(というか出来ない)、これからもほとんどのファンはハイフンを続けて、担降りしたとしてもジャニーズと離れられずに今までと同じような生活を営んでいくことだろう。結局ファンがしてあげられることや自担から受け取ることが出来る情報には限りがあって、その中で矛盾や心中の葛藤と戦って今回のことを受け止めて、田口を送り出してあげるのだろう。
果たして私に置き換えたとして、私は笑顔で自担を送り出せるのだろうか?




昔見た漫画に私の好きな言葉がある。
誰かが居なくなるってことは誰かが存(い)てくれるってことと同じくらいでっかいことなんだ  /  漫画「赤髪の白雪姫」第2巻収録読み切り作品「僕らをつないで。」より)
幼い頃は難しかったこの台詞も、今ならなんとなく分かる気がする。

当落メール

ジャニーズWESTコンサートツアー2016。私はこの当落メールを昨日から待っている。いや私だけではなく、応募した人全員が事務局へのイラ立ちを隠せずに当落メールを待っている。

タイムラインに流れる「メール来てなかったらRT、メール来てたらふぁぼ」なんてツイートも見飽きてしまった。おかげで時間と気持ちを持て余した私は、こうして書く内容も無いままブログを更新しようとしているのである。
 
私は当落メールの配信開始日前日から緊張で吐き気を催してしまう質であり、今回も例外ではなかった。仕事中だというのに頭の中は当落メールでいっぱいで、いつも以上に仕事をした記憶が無い。
 
兎に角アルバム発売も決まって通常版2枚と初回限定版1枚を予約してしまったので、予算組み直しのために早く当落メールが来て欲しい。
 

 

追記

イラ立ちにより意味不明なアンケートをしてしまったので本当に早くしてください出来れば当選メールお願いします。